池之俣村(読み)いけのまたむら

日本歴史地名大系 「池之俣村」の解説

池之俣村
いけのまたむら

[現在地名]丹生川村池之俣

乗鞍のりくら岳の北西麓に位置し、集落は北西流する池之俣川の上流に点在する。同川は大名子おおなご付近で岩井谷いわいたに川と合流し、小八賀こはちが川に流入する。南は岩井谷村、同川を挟んだ北西方は旗鉾はたほこ村。慶長一〇年(一六〇五)飛騨国郷帳では「池ノ俣・黒かそうれ」で高付される。高三九石余(畑方)、物成高一二石。同一八年郷帳では池のまた村として高一五石。元禄検地反歩帳の高八石六斗余、畑三町八反余。「飛騨国中案内」によれば免は四割四分五厘余、家数一〇(すべて百姓)。天明八年(一七八八)の高八石余・反別畑三町八反余、家数一〇・人数五八、牛八(村明細帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android