日本歴史地名大系 「池子町」の解説 池子町いけすまち 福井県:敦賀市敦賀津内町池子町[現在地名]敦賀市川崎(かわさき)町茶(ちや)町の南に位置し、南は赤(あか)川を隔てて十軒(じゆつけん)町。「敦賀志」は「茶町繁昌の比、川辺に(いけす) を構へ魚肉を調して客をもてなしゝよりの町名なり、当町は正保より万治の間にや出来つらん」とする。枝町に四十物(あいもの)町がある。笙(しよう)ノ川に架かる今(いま)橋の西詰に寛文二年(一六六二)町立し、翌年四十物町と称した。四十物や塩物を取扱う納屋者の町である(寛文雑記)。「敦賀志」は、幕末、当町には納屋問屋六、七軒があると記すが、天和二年(一六八二)の「遠目鏡」に記される四十物問屋五軒・同買問屋四軒のすべてが当町というわけではない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報