池守遺跡
いけもりいせき
[現在地名]行田市上池守・中里
星川の右岸で、標高一九メートルに広がる水田地帯にある。遺跡の立地は巨視的には、熊谷市街地を中心に形成される荒川扇状地の扇端から少し東に位置し、扇状地下の覆流水が自噴する低湿地帯であり、池守・池上・沼尻などの地名が残る。調査で得られた資料によれば大きな楕円形をした浅い沼地が点在している。隣接する熊谷市の池上遺跡では、弥生時代中期の須和田期の環濠集落と方形周溝墓が調査されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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