池宮神社(読み)いけみやじんじや

日本歴史地名大系 「池宮神社」の解説

池宮神社
いけみやじんじや

[現在地名]浜岡町佐倉

標高四〇メートルの丘陵上にあり、南方を除いて周囲をうっそうと照葉樹林に囲まれたさくらヶ池の南岸辺に建つ。祭神は瀬織津比命・事代主命・建御名方命。旧郷社。桜ヶ池の鎮守として創建されたと推定されるが、その時期は不詳。社伝では長保三年(一〇〇一)社家の遠祖源信栄が衰えていた社勢を再興。室町時代には今川氏の尊崇を受けたが、戦国末期には武田・徳川両氏の高天神たかてんじん(現大東町)攻防戦の戦火を受け、社殿・神宝・古文書などを焼失した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 正保郷帳 拝殿

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