日本歴史地名大系 「池田井水」の解説 池田井水いけだいすい 岐阜県:揖斐郡池田町池田井水揖斐川支流粕(かす)川の水を池田郡市場(いちば)村(現揖斐川町)の一(いち)ノ井で取水し、粕川右岸の池田地方一四ヵ村を潤す用水。井水組は舟子(ふなご)・段(だん)・般若畑(はんにやばた)・宮地(みやじ)・小牛垣内(こうじかいと)・願成寺(がんじようじ)・草深(くさぶか)・田中(たなか)・本郷(ほんごう)・萩原(はぎわら)・青柳(あおやなぎ)・田畑(たばた)・山洞(やまほら)・沓井(くつい)の各村で結成、井懸総高は三千九九五石であった(明治六年「手控帳」野原文書)。寛永一八年(一六四一)から番水時割制を実施している(「取決証文」松原文書)。全体を四千石四〇時とし、たとえば井懸高四〇〇石の沓井村では四時の番水となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by