日本歴史地名大系 「池田屋小路」の解説 池田屋小路いけだやしようじ 石川県:金沢市金沢城下第二連区池田屋小路[現在地名]金沢市池田町(いけだまち)・池田町立丁(いけだまちたてちよう)鉄砲(てつぽう)町の南東の東西に延びる小路で、東は竪(たて)町、西は十三間(じゆうさんげん)町に続く。地名は当小路西角に池田屋長左衛門の居宅があったことにちなむ。池田屋は代々長左衛門と称し、蔵宿(藩士の知行米を預かる商業)をしていた家。慶長一五年(一六一〇)金沢へ来て家名を池田屋と称した。文政年中(一八一八―三〇)まで代々蔵宿を営んだが、しだいに零落して居宅を医師高島氏へ売却し当地を去った(金沢古蹟志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by