日本歴史地名大系 「池神社」の解説 池神社いけじんじや 奈良県:吉野郡下北山村池峯村池神社[現在地名]下北山村池峯明神(みようじん)池の南東岸にあり、社頭の老杉が池の面に映って風光は絶佳。祭神は市杵島姫(いちきしまひめ)命。旧郷社。初め池峯(いけみね)大明神と称し、のち池大明神、明治六年池神社と改称した。大正四年(一九一五)の調査によれば、往古、池峯の小字辻堂(つじんどう)にあったが、元和年間(一六一五―二四)現在地に遷座されたという(下北山村史)。大正一三年の「池神社記」では、白鳳の頃役行者が大峯入峯の節下って鎮祀し、後世聖護(しようご)院(現京都市左京区)・醍醐寺三宝(さんぼう)院(現同市伏見区)入峯の際当社に参籠、修法を勤行し銀四枚ずつ奉納したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by