決択(読み)けったく

精選版 日本国語大辞典 「決択」の意味・読み・例文・類語

けっ‐たく【決択】

  1. 〘 名詞 〙 えらび決めること。けっちゃく。
    1. [初出の実例]「学海に玉を拾へる証義・論談を決択(ケッタク)して、詞の林に花開く」(出典太平記(14C後)三六)
    2. [その他の文献]〔荀子‐臣道〕

けっ‐ちゃく【決択】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。疑いを断ち切って、道理を正しくえらびとること。けったく。
    1. [初出の実例]「正邪いまだ決択せずば」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏道)
    2. [その他の文献]〔倶舎論‐二三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「決択」の読み・字形・画数・意味

【決択】けつたく

定める。

字通「決」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android