デジタル大辞泉 「沈の箱」の意味・読み・例文・類語 じん‐の‐はこ〔ヂン‐〕【▽沈の箱】 沈香じんこうを入れておく箱。二重になって、上には沈香、下には香木を切る小さなのこぎり・槌つちなどを入れる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「沈の箱」の意味・読み・例文・類語 じん【沈】 の 箱(はこ) ① 沈の香木で作った箱、あるいは、沈香木を材料の一部に用いた箱。[初出の実例]「その御文どもを、ぢんのはこ一具に取りあつめて入れて、大殿に奉れ給ふとて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)② 香具の一つ。沈香を入れる。梨子地・蒔絵・堆朱・沈金彫りなどのものがある。二重の箱で上には沈香、下には香木を切る道具をいれるようにしたものもある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例