沈折(読み)しずめおり

精選版 日本国語大辞典 「沈折」の意味・読み・例文・類語

しずめ‐おりしづめをり【沈折】

  1. 〘 名詞 〙 閉じたときに全体が細くしまる通常の扇。また、そのような折り方。末広など先端が開いたままの折り方に対して、ふつうの扇をいう。しずおり。
    1. [初出の実例]「すゑひろがりのあふぎ三ほん〈略〉志づめおり二本」(出典:石山本願寺日記‐証如上人日記・天文五年(1536)四月二七日)

しず‐おりしづをり【沈折】

  1. 〘 名詞 〙しずめおり(沈折)
    1. [初出の実例]「扇の事、浮折、沈折(〈注〉シヅヲリ)の二品あり」(出典:四季草(1778)秋草下(古事類苑・服飾五〇))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android