沈葆楨(読み)しんほてい(その他表記)Shen Bao-zhen; Shên Pao-chên

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「沈葆楨」の意味・わかりやすい解説

沈葆楨
しんほてい
Shen Bao-zhen; Shên Pao-chên

[生]嘉慶25(1820)
[没]光緒5(1879)
中国,清末の洋務派官僚。福建省侯官県の人。字は翰宇,幼丹。道光 27 (1847) 年の進士。翰林院庶吉士より御史,地方官を歴任曾国藩のもとで太平天国軍鎮圧にあたる。同治6 (67) 年総理船政大臣となり,洋式軍艦を建造して南洋海軍を育成し,造船技術や外国語の教育にも努力した。同3年日本の台湾出兵に際して交渉にあたり,台湾統治に功績をあげた。光緒1 (75) 年両江総督兼辧理通商事務大臣となったが,在任中没した。

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