沖を漕ぐ(読み)おきをこぐ

精選版 日本国語大辞典 「沖を漕ぐ」の意味・読み・例文・類語

おき【沖】 を 漕(こ)

  1. 技芸などが、きわめてすぐれた境地に達する。他より進んだ段階にある。沖を越える。沖を越す。
    1. [初出の実例]「月の船沖をこいだる光哉〈政次〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)
  2. おき(沖)を泳ぐ
    1. [初出の実例]「乗かかったる大夫のみふねにあひそめ、沖をこひだる大さはぎ」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)四)
  3. 男女深い仲になる。
    1. [初出の実例]「どこへか娘と走り船、さっさ押せ押せ沖こいだ、二人が跡に取残され」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)大切)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む