沖村新田(読み)おきむらしんでん

日本歴史地名大系 「沖村新田」の解説

沖村新田
おきむらしんでん

[現在地名]吉川町豊岡とよおか

沖村の南に位置し、吉川川上流の丘陵地に立地する。南は奈良井ならい村。慶安四年(一六五一)沖村内の永荒地奈良井村により再開発され、沖村高四四四石余のうち五七石余が奈良井村への越石となった。延宝七年(一六七九)沖村・奈良井村が明石藩領から幕府領に転換したとき、越石分は沖村新田として書上げられた(以上「吉川町誌」)


沖村新田
おきむらしんでん

[現在地名]笹神村地先ちさき

福島ふくしま(現豊栄市)の南、現飯山新いいやましんの東に東沖村新田、西に西沖の地字が残り、この辺りにあったと考えられる。天保郷帳村名がみえ、高一〇石八斗余。旧高旧領取調帳では沖村新田は高五石四斗一合・高五石四斗九升三合の二つに分けて記され、いずれも幕府領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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