沙汰所(読み)サタドコロ

デジタル大辞泉 「沙汰所」の意味・読み・例文・類語

さた‐どころ【沙汰所】

中世裁判をつかさどった所。評定所ひょうじょうしょ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「沙汰所」の意味・読み・例文・類語

さた‐どころ【沙汰所】

  1. 〘 名詞 〙 武家時代幕府や大名家において裁判をつかさどった役所評定所沙汰場(さたば)
    1. [初出の実例]「彼れは六道惣の沙汰所、炎魔王界にて、倶生神のふだ、浄婆利の鏡に引向て理(ことは)りて」(出典:梵舜本沙石集(1283)七)
    2. 「沙汰所(サタドコロ)へ訟ければことごとく御吟味ありしに」(出典:談義本・医者談義(1759)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android