沢村光博(読み)サワムラ ミツヒロ

20世紀日本人名事典 「沢村光博」の解説

沢村 光博
サワムラ ミツヒロ

昭和期の詩人,評論家 元・東海教育研究所資料編纂部部長。



生年
大正10(1921)年9月2日

没年
平成1(1989)年10月27日

出生地
高知県高知市

学歴〔年〕
高知工中退

主な受賞名〔年〕
時間賞評論賞(第1回)〔昭和29年〕,時間賞作品賞(第3回)〔昭和31年〕「世界のどこかで天使がなく」,H氏賞(第15回)〔昭和40年〕「火の分析

経歴
戦後、胸部疾患による長い療養生活のなかで詩作を始め、「時間」創刊と同時に同人となる。昭和28年「逸見猶吉論」「北川冬彦論」などで第1回時間賞を受賞。38年第1詩集「AL FILO DE LA MEDIA-NOCHE」をスペイン刊行。31年「世界のどこかで天使がなく」で時間賞を、40年「火の分析」でH氏賞を受賞。他に「詩と言語と実存」「性と信仰国家」などの評論集がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「沢村光博」の解説

沢村光博 さわむら-みつひろ

1921-1989 昭和時代後期の詩人。
大正10年9月2日生まれ。北川冬彦の第2次「時間」創刊同人。昭和29年評論「逸見猶吉(へんみ-ゆうきち)論」「北川冬彦論」で時間賞。38年詩集「AL FILO DE LA MEDIA-NOCHE」をスペインで刊行。39年詩集「火の分析」でH氏賞。カトリシズムに裏づけられた形而上学的な詩で知られた。平成元年10月27日死去。68歳。高知県出身。高知工業卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「沢村光博」の解説

沢村 光博 (さわむら みつひろ)

生年月日:1921年9月2日
昭和時代の詩人;評論家
1989年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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