沢田神社(読み)さわだじんじや

日本歴史地名大系 「沢田神社」の解説

沢田神社
さわだじんじや

[現在地名]財部町下財部

沢田に鎮座近世の下財部村のうちで、財部三社の一つ。旧村社。日向国諸県もろかた郡内の産土神で、霧島山四門のうち南門にあたるという。沢田大明神と号し、社前に池があり、霧島四十八池の一とされる。主神は帯中日子命とされるがつまびらかではない。彦之ひこの宮・妙見宮の二社が相殿として鎮座。社司桐原氏。「三国名勝図会」によれば、豊前宇佐宮を勧請したとも伝え、永正一六年(一五一九)七月に再興したことが梁銘文より知られるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android