財部町(読み)たからべちよう

日本歴史地名大系 「財部町」の解説

財部町
たからべちよう

面積:一一五・七二平方キロ

曾於郡の北部に位置する。西部は姶良あいら郡霧島町・福山ふくやま町および国分市、南部は末吉すえよし町、北部から東部にかけては宮崎県都城市と接する。西部に北から瓶台ひんでん(五四三メートル)白鹿しらが(六〇三・九メートル)じんが岡(四三〇メートル)などを含む山嶺が続き、これらを水源とするみぞくち(庄内川)うしろ川・大峰おおみね川・横市よこいち川・今別府いまべつぷ川などが東に流れ、大淀おおよど川として合流していく。JR日豊本線が通り、財部・北俣きたまた大隅大川原おおすみおおかわらの三駅が置かれる。ほぼ同線沿いに主要地方道都城―隼人はやと線が通じているほか、県道末吉―財部線・塚脇つかわき―財部線などがある。

遺跡の多くは横市川・後川・溝ノ口川などの流域の丘陵上に立地し、縄文時代と歴史時代のものが多く、弥生時代と古墳時代のものはわずかである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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