河下村(読み)かわしもむら

日本歴史地名大系 「河下村」の解説

河下村
かわしもむら

[現在地名]平田市河下町

奥宇賀おくうが村の西、北流するから川および支流鰐淵寺がくえんじ川の中流域から河口部までを占め、北は日本海に面する。川下とも記した。南は別所べつしよ村。大永七年(一五二七)三月一一日の多賀経長寄進状(鰐淵寺文書)に「宇賀郷河下津」とみえ、当地の津や木津こづ(小津)に対する材木船や木材に対する津役を鰐淵寺に寄進している。天文二〇年(一五五一)三月二〇日の尼子晴久袖判立原幸隆・本田家吉連署状(同文書)で同寺桜本坊尊澄律師の跡職の経田などが、弟子三人などに譲られているが、このうち経田二ヵ所は河下にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android