河原宿(読み)かわらじゆく

日本歴史地名大系 「河原宿」の解説

河原宿
かわらじゆく

[現在地名]美祢市伊佐町河原

赤間関あかまがせき街道(中道筋)に沿う近世宿駅。東の秋吉あきよし宿(現美祢郡秋芳町)まで一里半、南の四郎しろうはら宿まで二里一八町の位置にある。西方大嶺おおみね村との村境花地垰はなじだおを越えると、その西麓は大内氏時代に馬継場であった曾根市そねいちである。

宿は正徳年間(一七一一―一六)に設置されたといわれるが、天保末年頃には上下二町に分れ、うち上に二、下に二八の家があり、人足一〇人、馬一〇が設けられていた(注進案)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android