河川津波

共同通信ニュース用語解説 「河川津波」の解説

河川津波

地震後に津波河口から川をさかのぼる現象。建物や防潮林などの抵抗を受ける陸上に比べ、川は障害物が少ないため威力が衰えにくい。川底勾配が緩いほど遡上そじょう距離は伸びるとされる。堤防決壊や越流に加え、支流水路を逆流するなどして内陸でも浸水被害が出る。東日本大震災では1級河川の北上川を遡上し、避難中だった宮城県石巻市立大川小の児童教職員を襲った。同小では84人が犠牲になった。国と都道府県は優先的に堤防などを強化する区間を決めている。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android