河川津波

共同通信ニュース用語解説 「河川津波」の解説

河川津波

地震後に津波河口から川をさかのぼる現象。建物や防潮林などの抵抗を受ける陸上に比べ、川は障害物が少ないため威力が衰えにくい。川底勾配が緩いほど遡上そじょう距離は伸びるとされる。堤防決壊や越流に加え、支流水路を逆流するなどして内陸でも浸水被害が出る。東日本大震災では1級河川の北上川を遡上し、避難中だった宮城県石巻市立大川小の児童教職員を襲った。同小では84人が犠牲になった。国と都道府県は優先的に堤防などを強化する区間を決めている。

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