油団(読み)ユトン

デジタル大辞泉 「油団」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐とん【油団】

和紙を厚くはり合わせ、油または漆をひいたもの。夏の敷物 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「油団」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐とん【油団】

〘名〙 和紙を広く厚く貼り合わせて、桐油をひいたもの。夏の敷物にする。ゆたん。《季・夏》
※雑俳・柳句群乙鳥(1858)「安油団昼夜の肌に付て起き」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

事典 日本の地域ブランド・名産品 「油団」の解説

油団[紙工芸・和紙]
ゆとん

北陸甲信越地方、福井県地域ブランド
鯖江市で製作されている。和紙を貼り重ね、表面荏胡麻油を引いてつくられる夏の敷物。福井県郷土工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android