脂汗(読み)アブラアセ

デジタル大辞泉 「脂汗」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐あせ【脂汗】

じっとりとにじみ出る汗。特に、緊張しているとき、苦しいときなどに出る汗。「脂汗を流す」
[類語]汗水冷や汗寝汗盗汗

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「脂汗」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐あせ【油汗・脂汗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 暑い時、じっとりとにじみ出る汗。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「顔に流れる膏汗(アブラアセ)を拭いた」(出典破戒(1906)〈島崎藤村〉四)
  3. 苦しい時や精神が極度に緊張した時などににじみ出る汗。
    1. [初出の実例]「油汗親父しぼるに息子売」(出典:雑俳・柳多留‐一一七(1832))

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