油須木村(読み)ゆすきむら

日本歴史地名大系 「油須木村」の解説

油須木村
ゆすきむら

[現在地名]郡山町油須木

郡山村の東に位置し、東西はともに標高二〇〇メートル余の山地・丘陵が連なり、中央部を南流する油須木川(甲突川支流)流域水田が開ける。同川流域に油須木・賦合つもりあい集落がある。中世満家みついえ院に含まれ、承安二年(一一七二)一二月八日の入道西念譲状(比志島文書)に、西念が大蔵義平に譲った満家院内の所領の四至「東堺」に「由須乃木乃中尾大路」とみえる。正慶二年(一三三三)閏二月一五日、比丘尼「せうあん」が重代相伝の所領油須木村の在家・田・薗・山野などを二六貫、七年の年季で上原房阿弥陀仏の息女に売却している(「比丘尼せうあん沽却状」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む