日本歴史地名大系 「沼畑村」の解説 沼畑村ぬまはたむら 栃木県:塩谷郡喜連川町沼畑村[現在地名]喜連川町穂積(ほづみ)小郷野(こごうの)村の東に位置する那須郡の村。江(え)川支流の岩(いわ)川をさかのぼった東水源一帯で、もと沼沢に臨んだ地勢から村名が起こった。大沢(おおさわ)村(現那須郡小川町)を経て福原(ふくわら)村(現大田原市)に至る。中世那須氏領時代には佐久山(さくやま)・福原(現大田原市)と関係が深く、宗門・檀徒として現在なお佐久山・福原の諸寺院に属する。那須資晴改易後は幕府領であったとみられ、天和元年(一六八一)烏山藩那須領となる。貞享四年(一六八七)同藩廃絶により上知され、元禄郷帳では幕府領(以後幕末に至る)、高六六石余。天保期(一八三〇―四四)の家数八(改革組合村)。明治元年(一八六八)の村鑑帳(川上豊文書)でも六六石余と変化なく、うち一九石余は新田高とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by