沼縄(読み)ぬなわ

精選版 日本国語大辞典 「沼縄」の意味・読み・例文・類語

ぬ‐なわ‥なは【沼縄・蓴】

  1. 〘 名詞 〙 植物じゅんさい(蓴菜)」の古名。《 季語・夏 》→うきぬなわ。〔十巻本和名抄(934頃)〕

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デジタル大辞泉プラス 「沼縄」の解説

沼縄(ぬなわ)

ジュンサイ別称秋田県で多く栽培される水生植物若芽食用にする。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「沼縄」の解説

沼縄 (ヌナワ)

植物。ジュンサイの古名

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世界大百科事典(旧版)内の沼縄の言及

【ジュンサイ(蓴菜)】より

…アジア,アメリカ,オーストラリア,アフリカなどの温帯域に広く分布する。【伊藤 元己】
[料理]
 古名を〈ぬなわ(沼縄)〉と呼び,《古事記》《万葉集》以下の諸書にその名が見える。春から夏にかけてがしゅん(旬)で,おもに椀だねや酢の物にするが,江戸時代の料理書には,よく洗ったものに白砂糖をかけたり,砂糖漬にする食べ方も書かれている。…

※「沼縄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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