泉北御厨(読み)いずみきたのみくりや

日本歴史地名大系 「泉北御厨」の解説

泉北御厨
いずみきたのみくりや

中世、いずみ郷の北部に比定される伊勢神宮領の御厨。「百錬抄」の承安四年(一一七四)四月三〇日条に「泰通朝臣与外宮禰宜彦草相論越前国泉北御厨事」とみえる。鎌倉初期の伊勢神宮領を記す建久三年(一一九二)八月日付の伊勢大神宮神領注文(神宮雑書)にはみえないが、南北朝期の「神鳳鈔」には「外宮泉北御厨上分三十石・長日幣紙并雑用米二石・七十二丁」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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