泉沢新田(読み)いずみさわしんでん

日本歴史地名大系 「泉沢新田」の解説

泉沢新田
いずみさわしんでん

[現在地名]広神村泉沢新田

山口やまぐち村の西方山地にある。現堀之内ほりのうち町との境界にある高地根小屋ねごや放牧場に源を発する小流が流れる。鎌倉時代末期に上野国新田氏の支流泉沢氏が魚沼郡に来住し、その子孫がのちに五十騎衆の一人となり(「五拾騎組先祖書」米沢市立図書館蔵)上杉景勝重臣として活躍。当村はこの泉沢氏の本貫地とする説があるが不詳。寛永一〇年(一六三三)の魚沼郡広瀬下条酉ノ年新田検地帳(宮家文書)では泉沢新田として田二〇筆・九反余、畑七筆・二反余、分米合一四石一斗余。名請人二名となか村・山口村の出作がある。天和三年郷帳では高二〇石七斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android