泊湊(読み)とまりみなと

日本歴史地名大系 「泊湊」の解説

泊湊
とまりみなと

[現在地名]六ヶ所村泊

中山なかやま崎の南、泊集落の東海岸にあたる。藩政期の湊。

藩では寛永二一年(一六四四)四月に浦番を定め、きた郡八ヵ所の浦に同心一人が遣わされ、その一つに「東浦之内泊」として当湊があり、同一〇月には取締の強化のためか浜根井はまねい(現三沢市の海岸辺りか)と泊の二ヵ所には杉沢長兵衛が任命されている(雑書同年四月二六日条・一〇月四日条)。雑書翌正保二年(一六四五)二月一日条には領内の浜・浦の調査のために役人を命じ、六戸ろくのへより東浦の泊、横浜よこはま(現横浜町)野辺地のへじ馬門まかど(現野辺地町)までは瀬河氏が任じられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android