法勝寺宿
ほつしようじしゆく
[現在地名]西伯町法勝寺
法勝寺村に置かれた宿駅で、米子と日野郡地方を結ぶ法勝寺往来唯一の宿。宿駅が設定されたのは、寛永一四年(一六三七)から慶安四年(一六五一)までの間で(在方御定)、近世中期の馬数は二〇匹、これは智頭宿(現智頭町)二二匹に次ぎ、鳥取などと並んでおり、西伯耆における当宿の重要性を物語っている。天保一四年(一八四三)の田畑地続全図(西伯町誌)によると宿中の街路は途中で枡形状に曲折し、俗称備後町を経て落合字三本木に接している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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