法善寺横丁(読み)ほうぜんじよこちょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「法善寺横丁」の意味・わかりやすい解説

法善寺横丁
ほうぜんじよこちょう

大阪市中央区にある通り。もとは千日前(せんにちまえ)の浄土宗大龍山法善寺の北側の路地一筋の俗称。寄席(よせ)の西花月亭、江梅亭があったが、第二次世界大戦時の空襲で焼けたあと、表門内と二筋になった。小料理屋、喫茶店、食堂、お好み焼き屋などが並び、織田作之助の小説『夫婦善哉(めおとぜんざい)』で有名な夫婦ぜんざいの店は、西門内の一隅にある。水掛け不動は、付近の芸人や水商売の人々の信仰が厚い。2002年(平成14)と2003年の二度にわたり、法善寺横丁大火にみまわれたが、復興し、以前の横丁の雰囲気を保っている。

安井 司]


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