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法定選挙費用 ほうていせんきょひよう

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知恵蔵の解説

法定選挙費用

選挙運動に関する費用の支出について、公職選挙法に定められた、超えることができない最高限度額の通称。支出がこの制限額を超えると出納責任者に罰則が適用され、その刑が確定すれば、候補者が当選していたとしても、連座制によって当選は無効となる。
制限額は、公職選挙法施行令の定める金額および、公職選挙法の定める計算方法に基づいて算出する。参議院比例代表選出議員の選挙では5千200万円の固定額、衆議院小選挙区選出議員の選挙では、有権者数に人数割額15円を乗じて得た額と、固定額1千910万円とを合算した額、都道府県の議会の議員の選挙では、選挙区内の議員の定数で有権者数を割った数に人数割額83円を乗じて得た額と、固定額390万円とを合算した額というように、選挙の種類によって制限額が決まっている。有権者数は選挙の期日の公示または告示の日において選挙人名簿に登録されている者の総数となるので、正式な法定選挙費用はこのときに確定する。
選挙費用が過大にならないよう制限額を定めたものであり、すべての議員の選挙費用は収支報告書の上では当然この金額の範囲内であることが求められる。しかしながら、公示前に行った政党活動その他についての費用は含まれないなどの複雑な部分もある。このため、自分の選挙では法定選挙費用以上の費用がかかっていると、「勘違い」から公言した議員もいる。

(金谷俊秀  ライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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大辞林 第三版の解説

ほうていせんきょひよう【法定選挙費用】

選挙の公正を図るため、公職選挙法に基づき定められた選挙運動のための最高限度額。

出典|三省堂
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