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 ほう law; Recht; droit

14件 の用語解説(法の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


ほう
law; Recht; droit

社会規範の一種で,常識的には,組織された権力によって最終的に強制される規範といってよい。ヨーロッパ大陸の諸国では,法 Recht,droitを立法者が定立した法律 Gesetz,loiから区別し,すべての法的な規範を含む広い意味で用いる。

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ほう
mood

文法範疇の一つ。定動詞語形替変として現れ,文の内容に対する話者の心的態度を示す。ギリシア語などの古典文法に由来する概念で,たとえばギリシア語には,直説法,接続法,希求法,命令法の4つの法があった。

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ほう

ダルマ」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

のり【法/則/典/範/×矩】

《動詞「の(宣)る」の連用形が名詞化したもので、神仏・天皇の宣告の意からという。一説に、動詞「の(乗)る」の連用形からとも》
守るべき規範。法律。おきて。「―を守る」
手本。模範。「後進に―を示す」
人としての道理。人道。「心の欲するところに従えども―を踰(こ)えず」
仏の教え。仏法。また、戒律。「―の道」
基準とする長さ。尺度。
㋐差し渡し。寸法。「内―」
㋑土木工事で、切り土・盛り土などの斜面の傾斜。また、その斜面。
㋒距離。道のり。
「道ノ―五里ナリ」〈日葡

はっ【法】[漢字項目]

ほう

フラン(〈フランス〉franc)

スイスなどの通貨単位。1フランは100サンチームフランスベルギールクセンブルクでも使用していたが、2002年1月(銀行間取引1999年1月)、EU欧州連合)の単一通貨ユーロ導入以降は廃止。→CFA(セーファー)フランCFPフラン
[補説]「法」とも書く。

ほう【法】

(ハフ)
現象や事象などがそれに従って生起し、進展するきまり。法則。「自然には自然のがある」
社会秩序を維持するために、その社会の構成員の行為の基準として存立している規範の体系。裁判において適用され、国家の強制力を伴う。法律。「のもとの平等」「民事訴訟
集団生活において、その秩序を維持するために必要とされる規範。おきて。しきたり。道徳慣習など。「にはずれたやり方」
物事をする定まったやり方。正しいしかた・方法。「にかなった筆使い」「そんなばかなはない」
珠算で、乗数。または、除数。→
インド‐ヨーロッパ語で、文の内容に対する話し手の心的態度の相違が、動詞の語形変化の上に現れたもの。直説法接続法・希求法・命令法条件法など。叙法。
(ホフ) 《〈梵〉dharmaの訳。達磨・曇摩と音写。保持するものの意》仏語。
永遠普遍の真理。
法則。規準。
有形・無形の一切の存在。また、その本体。
仏の教え。仏法。また、それを記した経典。
祈祷(きとう)。また、その儀式。「を修する」

ほう【法】[漢字項目]

[音]ホウ(ハフ)(漢) ホウ(ホフ)(呉) ハッ(慣) ホッ(慣) [訓]のり のっとる フラン
学習漢字]4年
〈ホウ〉(歴史的仮名遣いはハフ)
おきて。定め。秩序を維持するための規範。「法案法学法規法人法制法則法治法廷法典法律法令悪法違法刑法憲法合法国法司法適法不法民法無法理法自然法
ある決まったやり方。一定の手順。「法式加法技法剣法作法(さほう・さくほう)算法手法寸法製法戦法筆法文法兵法便法方法魔法療法礼法論法
「法学」「法科」の略。「法博法文
〈ホウ〉(歴史的仮名遣いはホフ)
仏教で、真理。仏の教え。「法会(ほうえ)法灯法話護法正法(しょうぼう)説法伝法仏法妙法
仏教で、存在・現象。「諸法滅法一切法
死者を弔うこと。「法事法要
仏教で、加持祈祷などの儀式。「修法(しゅほう)呪法(じゅほう)
〈ハッ〉おきて。「法度(はっと)
〈ホッ〉一切の存在。真理。「法界法華法身法体
[補説]「ハッ」「ホッ」は入声(にっしょう)音ハフ・ホフの変化したもの。
[名のり]かず・つね・はかる
[難読]法螺(ほら)

ほっ【法】[漢字項目]

ほう

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とっさの日本語便利帳の解説

法律用語としては、おきて、定め、秩序を維持するための規範を意味する。法律の他、条約、政令・省令などの命令、条例も法。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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世界大百科事典 第2版の解説

ほう【法 law】

道徳,宗教,習俗などと並ぶ社会規範の一種。広義では実定法自然法とを総括するものとして,狭義では法律と同意義で用いられることもあるが,現実に社会で行われている実定法をさすのが最も一般的な用法である。 法は,制定法,判例法,慣習法条理など,さまざまの形態(法源)をとって存在するが,他の社会規範からある程度分化し自立的な存在形態をとるようになると,おのおの独自の構造的・機能的特質をもついくつかの規範群から組成された一つの体系として存立し作動するようになる。

ほう【法 mood】

言語学用語。動詞にみられる文法的カテゴリーの一つで,状況・行為に対する話し手の主観的な心持ちのありよう――願望,可能,義務,命令,さらに疑問,否定など――にかかわる。 たとえば,ラテン語では直説法,接続法,命令法の3種が動詞の形態によって区別される。cantare〈歌う〉を例にとれば,一人称単数・現在・能動の直説法形はcantōであるのに対し,接続法形はcantemである。また命令形(二人称単数・現在)はcantāである。

ほう【法】

サンスクリットのダルマdharmaの訳で,その音から〈達磨(摩)(だつま)〉〈曇摩(どんま)〉などとも記される。原語は〈保つ〉の意味から生じた語で,秩序を保つもの・法則慣習などを意味した。しかし仏教用語としての法は,もっとも重要な,また複雑な意味をもち,それらを列挙することははなはだ困難であるが,(1)釈尊の教え,(2)教えの内容である真理,(3)ものの本質・特性から転じて構成要素,の三つの意味に大別しうる。

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大辞林 第三版の解説

ほう【法】

〔歴史的仮名遣い「はふ」〕
物事に秩序を与えているもの。法則。のり。 「 -にかなった振る舞い」
社会生活を維持し統制するために、強制力をもって行われる社会規範。法律。 「 -の裁き」 「 -を犯す」
やり方。しかた。方法。 「無事助け出す-はないものか」 「客を放っておくという-があるものか」
〔mood〕 インド-ヨーロッパ語で、表現内容に対する話し手の心的態度を表す動詞の語形変化。直説法・命令法・接続法(仮定法)などに分かれる。
〔歴史的仮名遣い「ほふ」〕 〘仏〙 〔 dharma「達磨」などと音訳〕
事物。物。存在。 「諸-無我」
真理。根本的な規範。
教え。教説。教義。
仏の教え。釈迦の言葉。それを記録した経。
教義・信者・教団などによって具体化されている仏教。
仏事・法要・祈禱などの儀式。 「祈雨の-」
[句項目]

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のの言及

【法則】より

…一般には,単なる統計上の規則性を超えて,より確固たる基盤の上に立てられたと考えられる秩序について用いられる語。ただし確固たる基盤を何に求めるかによって,法則についての解釈も異なることになる。ヨーロッパの伝統のなかでは,その基盤が神にゆだねられていたことは,ヨーロッパ語で〈法則〉を表す語が,どれも受動態で〈(秩序正しく)置かれたもの〉という原義をもち,それゆえ,能動者としての神がその背後に前提されている事実からも明瞭である。…

【律法】より

…キリスト教倫理学および聖書学ではこの語は多義的に用いられる。前者で最も広義に用いられる場合は,〈福音に対立する〉否定的な意味で用いられ,ヨーロッパ,アメリカではルター派の系統にその傾向が強くみられる。カルバン派では律法の第三用法と称して積極的に位置づけ,意味づける。また,福音=新約聖書と対立させ,律法=旧約聖書の意味に用いる場合もある。より狭義に用いる場合は,旧約聖書内の〈律法〉,つまり旧約聖書の最初の五書(モーセ五書)の別名として,とくにユダヤ教で用いられ,〈トーラーTorah〉ともいわれる。…

【一般意思】より

…一般意思という語は,まずディドロによって,《百科全書》の〈自然法〉の項目において用いられている。彼は一般意思を各個人の特殊意思とは区別して,全人類の一般的かつ共通の利益に基づくものとし,これによって自然法を根拠づけた。…

【ロシア語】より

…その言語を古期ロシア語Old Russianと呼ぶが,母音重複full vocalization――スラブ基語*gord(*は再構・措定形であることを示す),古教会スラブ語gradに対し古期ロシア語gorod(城塞,都市)などのように子音間の流音(r,l)の前後に母音(o,e)が重複する現象――や鼻母音(,ȩ)の消失,スラブ基語の*tj,*dj,*kt,*gtに古教会スラブ語はštまたはždで対応するのに対し,古期ロシア語はčまたはžで対応するなど,多くの独自性を示している。その一方,古期ロシア語は古教会スラブ語と共通して,双数(両数)のカテゴリー(名詞,形容詞,数詞,代名詞,動詞のすべてに及ぶ)と名詞の呼格(単数のみ)があり,動詞直説法の時称(時制)体系が現在,未完了過去,アオリスト,完了,過去完了,未来,未来完了の7種類に及ぶなど,古い特徴を多く保っていた。 キエフの衰亡とともに13世紀から言語の統一が崩れ,14世紀にはのちのロシア語とウクライナ語とベロルシア語へと発展する3方言の分裂が進行し,15世紀後半以降モスクワを中心とするロシアの再統一を迎えて,モスクワのいわゆる大ロシア人の言語が行政用の言語となった。…

【三宝】より

…仏,法,僧の三つをいう。仏とは悟りを開いた人,また法とは仏の説いた教え,僧とは仏の教えに従って悟りを目ざして修行する出家者の集団(サンスクリットで〈サンガ〉。…

【ダルマ】より

…インドの宗教,思想,ないし仏教の重要な概念で,仏教では〈法〉と漢訳される。このことばは,〈保つ〉〈支持する〉を意味する動詞の語源dhṛ‐から派生し,そうした作用を実体化した名詞で,〈保つもの〉〈支持するもの〉を原義とする。…

【仏教】より

…現在,(1)スリランカ,タイなどの東南アジア諸国,(2)中国,朝鮮,日本などの東アジア諸国,(3)チベット,モンゴルなどの内陸アジア諸地域,などを中心に約5億人の教徒を有するほか,アメリカやヨーロッパにも教徒や思想的共鳴者を得つつある。(1)は前3世紀に伝道されたスリランカを中心に広まった南伝仏教(南方仏教)で,パーリ語仏典を用いる上座部仏教,(2)はインド北西部から西域(中央アジア)を経て広まった北伝仏教で,漢訳仏典を基本とする大乗仏教,(3)は後期にネパールなどを経て伝わった大乗仏教で,チベット語訳の仏典を用いるなど,これらの諸地域の仏教は,歴史と伝統を異にし,教義や教団の形態もさまざまであるが,いずれもみな,教祖釈迦をブッダ(仏)として崇拝し,その教え(法)を聞き,禅定(ぜんじよう)などの実践修行によって悟りを得,解脱(げだつ)することを目標とする点では一致している。なお,発祥の地インドでは13世紀に教団が破壊され,ネパールなどの周辺地域を除いて消滅したが,現代に入って新仏教徒と呼ばれる宗教社会運動が起こって復活した。…

【仏教美術】より

…仏教は本来釈迦を起点として展開するものだけに,それ自体有機的な発展をとげたものである。古来〈仏〉〈法〉〈僧〉の三宝(さんぼう)は仏教の基本大系であり,時・空間を超えた広がりをもつ仏教美術もまた,これを軸として考えると,統一的にとらえることができるだろう。 釈迦の求め得たものは〈法〉であり,法こそは仏教の中核をなすものである。…

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