山川 日本史小辞典 改訂新版 「法華寺十一面観音像」の解説
法華寺 十一面観音像
ほっけじじゅういちめんかんのんぞう
立像。頭上の11面,両手首先,右手でつまむ天衣を除いて榧(かや)の一材から彫出する一木造の代表的な作品。両手の指や右足親指を反り返らせるなど,作者の神経が細部にまで行き届いた像である。9世紀前半の造像。像高100.0cm。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報