泗浜石(読み)シヒンセキ

デジタル大辞泉 「泗浜石」の意味・読み・例文・類語

しひん‐せき【×泗浜石】

中国泗水しすいの岸からとれるという石。すずりけいを作るという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泗浜石」の意味・読み・例文・類語

しひん‐せき【泗浜石】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「書経禹貢」の「嶧陽孤桐、泗浜浮磬」から。「しびんせき」とも ) 中国の泗水という河の岸から出るという石。楽器の磬(けい)や硯をつくるのに用いるという。しひん。しゅびんせき。
    1. [初出の実例]「燋熱地獄より取伝へたる泗浜石も、当山にこそ候へ」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    2. [その他の文献]〔白居易‐新楽府・華原磬〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android