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禹貢 ウコウ

5件 の用語解説(禹貢の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

うこう【禹貢】

古代中国の政治・地理書。書経の中の一編。著者・成立年代未詳。伝説上の聖王が、全国を九つの州に分け、各地の山脈・水系・地理・物産を調査し、貢賦(こうふ)の制度を定めた事跡を記したもの。

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百科事典マイペディアの解説

禹貢【うこう】

中国の地理・民族学関係の雑誌。1934年(民国23年)創刊。顧頡剛(こけつごう),譚其驤(たんきじょう)が責任編集者。月2回刊。1937年の停刊まで7巻10期刊行。

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世界大百科事典 第2版の解説

うこう【禹貢 Yǔ gòng】

中国,《書経》の篇名。夏の始祖とされる禹が,洪水を治め,河川の流路を整備し,全国を九州に分け,それぞれの地方の産物を水路によって国都冀州(きしゆう)(山西)に貢納させたことを簡明に叙述した一種の地理書。戦国時代の情勢をふまえ,統一帝国の夢を禹に仮託して作られたものとされ,内容の下限を漢まで下げる説もある。冀,兗(えん),青,徐,揚,荆,予,梁,雍が九州で,経書の一編として,中国の歴史地理に大きな影響を及ぼした。

うこう【禹貢 Yǔ gòng】

中国の地理学の雑誌名。その名は《書経》の篇名に由来する。1934年3月1日創刊,半月に1冊発行され,日中戦争開始直後の37年7月の7巻10期まで続いた。燕京大学の顧頡剛(こけつごう),輔仁大学の譚其驤(たんきじよう)が中心となり,この雑誌に実証的な論文を寄せるとともに,禹貢学派という学派を形成し,中国の地理沿革史,歴史地図,地名辞典の作成を目ざし,大きな影響を与えた。谷霽光(こくせいこう),史念海,聶崇岐(じようすうき)ら多くの学者を生んだ。

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大辞林 第三版の解説

うこう【禹貢】

「書経」中の一編。禹が国土を巡視し、各種の調査を行い、租税貢賦の法を定めたことを、史官が記録したもの。古代中国の一種の地理書で、黄河・長江(揚子江)流域を九州に分け、山川・土質・物産・制度を記す。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の禹貢の言及

【九州】より

…九は極数を意味するが,前4~前3世紀ごろから具体的に九つの州を挙げることが行われだした。諸説ある中で最も有名なのは《書経》の〈禹貢〉にみえる九州で,山川を基準にして中国を次のように分けている。冀(き)州(今日の山西省,河北省),兗(えん)州(河北省南部,山東省北西部),青州(山東省中東部),徐州(山東省南部,江蘇省北部,安徽省北部),揚州(江蘇省,安徽省,浙江省),荆(けい)州(湖北省,湖南省,江西省),予州(河南省,湖北省北部),梁州(陝西省南部,四川省),雍(よう)州(陝西省,甘粛省)の九つである。…

※「禹貢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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