波の音(読み)なみのおと

精選版 日本国語大辞典 「波の音」の意味・読み・例文・類語

なみ【波】 の 音(おと)

  1. 波の打ち寄せる音。また、そのような音。波のと。
    1. [初出の実例]「すみのえのまつよりこえしなみのおとのむかしながらにきこえけるかな」(出典:桂宮丙本元輔集(990頃))
    2. 「皷は元来(もとより)波の音(オト)」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)四)
  2. 歌舞伎の下座の鳴物の一つ。大太鼓を長桴(ばち)で強い抑揚をつけて打つもの。最初に強く大きく波頭を打ち、あとを刻んで波の寄せる感じを表わし、これを繰り返す。なみおと

なみ【波】 の 音(と)

  1. 波の打ち寄せるおと。波のおと。
    1. [初出の実例]「子らに恋ひ朝戸を開き我が居れば常世の浜の奈美能等(ナミノト)聞こゆ」(出典:丹後風土記逸文(釈日本紀所載)(1274‐1301))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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