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鳴(り)物 ナリモノ

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デジタル大辞泉の解説

なり‐もの【鳴(り)物】

楽器。また、音曲。
歌舞伎下座音楽で、三味線と唄以外の鉦(かね)・太鼓・鼓・笛などの楽器による囃子(はやし)または擬音。また、それらの楽器。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

鳴物【なりもの】

日本音楽用語。主として歌舞伎音楽で,三味線を除く楽器(笛と打楽器)の総称,またその合奏集団のこと。狭義には,能の囃子(はやし)から継承した笛(能管),大鼓(おおつづみ),小鼓,太鼓(たいこ)の4種だけの合奏は囃子といい,鳴物はそれ以外の打楽器(たとえば鉦鼓,銅鑼(どら),木魚,桶胴(おけどう)の類)が加わるものをいう。

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世界大百科事典内の鳴(り)物の言及

【下座音楽】より

…〈黒御簾音楽〉〈陰囃子〉(略して〈黒御簾〉〈陰〉とも)などの別称がある。ただし〈陰囃子〉は,狭義に,出囃子,出語りについて黒御簾の中で演奏される鳴物を意味することが多い。〈下座音楽〉は,昭和の初めごろから〈下座の音楽〉を熟語化していわれるようになったもので,これを職分とする〈囃子方〉は,ふつう〈下座音楽〉とはいわない。…

【長唄】より

…歌舞伎芝居の効果音楽ないしその舞踊の伴奏音楽として成立したもので,三味線を主奏楽器とする歌曲中心の楽曲であるが,器楽曲として独立させうる間奏または歌を略した三味線のみの演奏の場合もある。〈鳴物(なりもの)〉と称する,太鼓,大鼓,小鼓,笛の4種の楽器(これを四拍子ともいう)が加わることもあり,さらに舞台裏で他のさまざまな効果楽器を加えることもある。後代には芝居・舞踊から独立して,音楽のみの演奏も行われるようになった。…

【囃子】より

…広義の囃子は,昭和に入ってから下座(げざ)音楽と通称されるようになった。舞台の陰で演奏される唄,合方,鳴物のほか,所作事の地の音楽として唄方,三味線方とともに囃子方が舞台に出て演奏する長唄の出囃子およびそれに合わせて舞台の陰で演奏される陰(かげ)囃子,演出には直接関係しないが,劇場習俗として打ち囃されるもの(儀礼囃子)などに分けられる。 これに対して狭義の囃子は,上記の鳴物を指す。…

※「鳴(り)物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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