波敷野古墳群(読み)はじきのこふんぐん

日本歴史地名大系 「波敷野古墳群」の解説

波敷野古墳群
はじきのこふんぐん

[現在地名]阿山町波敷野 上大沢

標高約三八〇メートルの水口みなくち丘陵尾根上に造られた数多くの古墳群の一つ。全一五基ほどで、方墳二基を含む径一〇メートル前後の円墳で構成される。この古墳群を特徴づけているのは、墳丘に並べられた列石であり、横穴式石室の開口部付近だけのものと、墳丘を全周するものとがある。方墳である一号墳では北辺で石列が露呈していないが、四周を列石がめぐるものと考えられ、二段積みで高さ一メートルにも及ぶ。このように列石をもつ古墳群は、県下では類例が少ない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む