日本歴史地名大系 「阿山町」の解説 阿山町あやまちよう 三重県:阿山郡阿山町面積:七五・八八平方キロ阿山郡の北西部に位置し、東は伊賀(いが)町、南は上野市、西・北は滋賀県甲賀郡に接する。河合(かわい)川が当町域を南北に貫流し、東北より鞆田(ともだ)川が合流する。河合川の東側は水口(みなぐち)丘陵、西側は信楽(しがらき)高原系丘陵の続きである。水口丘陵地域は標高二〇〇―二七〇メートル程度、古琵琶湖層地質で凝灰質泥岩からなり、当地域の九〇パーセントが重粘土層に属し、一度乾燥すれば深さ二メートル余の亀裂が生じ、水田復旧には困難をきわめる。信楽高原系は花崗石地帯に属し、その九〇パーセントが山林である。河合川低地の沖積地は標高一五〇メートル前後の農地で、古くから開けた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報