波部本次郎(読み)ハベ モトジロウ

20世紀日本人名事典 「波部本次郎」の解説

波部 本次郎
ハベ モトジロウ

江戸時代末期〜大正期の殖産家 第百三十七国立銀行頭取;兵庫県議。



生年
天保13年10月26日(1842年)

没年
大正5(1916)年2月21日

出生地
丹波国多紀郡日置村(兵庫県)

経歴
家は丹波多紀郡の大庄屋篠山藩御用達を務める。18歳で父の跡を継ぐ。明治維新後は大郷長、大区長となり、11年篠山第百三十七国立銀行を創立して頭取に就任、12年兵庫県議となる。多紀郡農会会長、畜産組合長、兵庫県森林会議員として地方産業に貢献し、また農業改良牧畜奨励養蚕の改善などに尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「波部本次郎」の解説

波部本次郎 はべ-もとじろう

1842-1916 明治-大正時代の殖産家。
天保(てんぽう)13年10月26日生まれ。家は代々丹波多紀郡(兵庫県)の大庄屋で篠山(ささやま)藩御用達をつとめる。18歳で父の跡をつぐ。明治11年篠山第百三十七国立銀行頭取,12年兵庫県会議員。農業の改良,牧畜の奨励,養蚕の改善などにつくした。大正5年2月21日死去。75歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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