泣きの涙(読み)ナキノナミダ

デジタル大辞泉 「泣きの涙」の意味・読み・例文・類語

なき‐の‐なみだ【泣きの涙】

涙を流して泣くこと。非常に悲しい思いをすること。「泣きの涙で手放す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泣きの涙」の意味・読み・例文・類語

なき【泣】 の 涙(なみだ)

  1. 涙を流して泣くこと。ひどく悲しい思いをすること。
    1. [初出の実例]「のこりたるねずみども、なきのなみたに成てにげかへる」(出典:御伽草子・隠れ里(室町時代物語集所収)(江戸初))
  2. 本心ではそうしたくないのだが、事情が許さず、不本意ながらすること。
    1. [初出の実例]「此里へ売られて来たる娘の子、二親も泣(ナキ)の泪(ナミダ)ながら」(出典浮世草子好色万金丹(1694)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android