泥濘る(読み)ヌカル

デジタル大辞泉 「泥濘る」の意味・読み・例文・類語

ぬか・る【泥濘る】

[動ラ五(四)]雨や雪解けなどで、地面の土がどろどろになる。ぬかるむ。「霜解けで道が―・っている」
[類語]ぬかるむ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泥濘る」の意味・読み・例文・類語

ぬか・る【泥濘】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 湿る。湿気る。
    1. [初出の実例]「茶は活火で煎ぜぬは、ぬかってわるいぞ」(出典:四河入海(17C前)一三)
  3. ものが腐るなどしてぐちゃぐちゃになる。
    1. [初出の実例]「はや𣏓目が付き歯にぬかって小臭い菓子で走(さう)ぞ」(出典:大淵代抄(1630頃)六)
  4. 雨や雪どけ、霜どけなどで、地面の土がどろどろになる。道が泥ぶかくなる。ぬかるむ。
    1. [初出の実例]「せき入るる苗代水やこぼるらんぬかりて道の乾く間もなし」(出典:咄本・醒睡笑(1628)一)

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