洗い鯉(読み)アライゴイ

デジタル大辞泉 「洗い鯉」の意味・読み・例文・類語

あらい‐ごい〔あらひごひ〕【洗い×鯉】

コイの洗い。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「洗い鯉」の意味・読み・例文・類語

あらい‐ごいあらひごひ【洗鯉】

  1. 〘 名詞 〙 コイの新鮮な肉を冷水で洗って縮ませた料理。コイのあらい。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「八十嶋詣の鯉〈略〉孔子、さては早き好(このみ)まで我沙汰する鯉は、洗(アライ)鯉と名付」(出典:料理切形秘伝抄(1642‐59頃)銚子 鯉注)
    2. 「只今洗鯉(あらひごひ)が出来ます」(出典:歌舞伎お染久松色読販(1813)序幕)

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世界大百科事典(旧版)内の洗い鯉の言及

【コイ(鯉)】より

…江戸後期にはふつうの刺身よりは洗いが賞美され,濃漿(こくしよう)ももてはやされた。洗いは洗い鯉と呼ばれ,江戸では向島の葛西太郎,大黒屋孫四郎などの料理茶屋が有名であった。濃漿は今の鯉濃で,筒切りにした鯉をみそ汁で煮込むものである。…

※「洗い鯉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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