洗返(読み)あらいかえし

精選版 日本国語大辞典 「洗返」の意味・読み・例文・類語

あらい‐かえしあらひかへし【洗返】

  1. 〘 名詞 〙
  2. もう一度洗うこと。洗いなおし。
  3. 着物などを洗って裏返しすること。また、その物。
    1. [初出の実例]「私の家の洗ひかへしを光沢(つや)出しの小槌に、碪(きぬた)うちでも遣りに来て下され」(出典:わかれ道(1896)〈樋口一葉〉中)
  4. 食器などを洗ってもとへもどすこと。
    1. [初出の実例]「お台所は仕出し屋が大勢参って居りますから、洗ひ返しの世話はなく」(出典:歌舞伎・釣狐(1882))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android