洞寺(読み)どうでら

日本歴史地名大系 「洞寺」の解説

洞寺
どうでら

[現在地名]粟島村西

粟国島の北西海岸近くにある琉球石灰岩中に形成されたドリーネ。海岸線にほぼ並行に弧を描きながら北東―南西方向に走る北落ちの断層の北隣にある。鍾乳洞の天井部分の一部が円形状に崩落してできた陥没ドリーネで、内部には崩落した巨岩が多くある。崩落せずに残っている天井部分には、多くの鍾乳石がある。ドリーネの壁面にはテラス状になっている箇所もある。ドリーネの内外には植物が繁茂していて、ドリーネ内は湿度も高い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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