洞裏(読み)とうり

精選版 日本国語大辞典 「洞裏」の意味・読み・例文・類語

とう‐り【洞裏】

〘名〙
① ほらあなの内側洞窟内部。また、仙人が住んでいるような所。
菅家文草(900頃)二・暮春、見南亜相山荘尚歯会「逮幽荘尚歯筵。宛如洞裏遇群仙
仙洞御所の中。皇居の中。
※雑言奉和(10C初か)惜秋翫残菊応製〈藤原定国〉「阿因今夜心情切、洞裏仙庭一色残」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android