津久見島(読み)つくみじま

日本歴史地名大系 「津久見島」の解説

津久見島
つくみじま

[現在地名]臼杵市大泊

臼杵湾内にある小島で、周囲約三キロ、面積〇・一八三平方キロ。文化七年(一八一〇)伊能忠敬測量では一周一六町一五間五尺(「伊能忠敬測量日記」同年二月二三日条)。古くは竹島とよばれ、荘田子謙の臼杵八景の一に竹島の帰帆がある。寛永元年(一六二四)稲葉一通が近江国竹生ちくぶ(現滋賀県びわ町)弁財天勧請丹生島にゆうじま(臼杵)城の鬼門守護神としたことから竹生島とも称した(臼杵小鑑)。温故年表録(臼杵藩政史料)は稲葉典通の勧請とし、奉行は日下四郎左衛門秀秋、大工は平木甲斐という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android