津家村(つげむら)とは？意味や使い方

日本歴史地名大系「津家村」の解説

[現在地名]大豊町津家

東流する吉野川の南岸に位置する山村。本山（もとやま）郷の一村。天正一七年（一五八九）の本山郷地検帳に「津家名」とみえ、検地面積三町五反二代二歩、うち田分一町七反四九代三歩、畠分七反四二代四歩、屋敷数一二で九反一〇代一歩。すべて長宗我部氏家臣豊永藤五郎の給地で、小字に「キチヤ」（木地屋）がみられる。

天和三年（一六八三）一一月一五日付御留山改帳（「日本林制史調査史料」所収）によると村内に留山があり、名本が留山の山守役を兼務、百姓三人役を給せられている。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

〘名詞〙年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《季語・冬》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典：浄瑠璃・新版歌祭文（お染久松）（1780）油...