津高和一(読み)ツタカ ワイチ

20世紀日本人名事典 「津高和一」の解説

津高 和一
ツタカ ワイチ

昭和・平成期の洋画家 大阪芸術大学名誉教授。



生年
明治44(1911)年11月1日

没年
平成7(1995)年1月17日

出生地
兵庫県西宮市

学歴〔年〕
中之島洋画研究所(大阪)修了

主な受賞名〔年〕
日本現代美術展優秀賞〔昭和33年〕,兵庫県文化賞〔昭和42年〕,大阪芸術賞〔昭和61年〕

経歴
戦前は主に詩作を発表。昭和21年第1回行動美術展に出品、27年行動美術協会会員(40年退会)。27年日本秀作美術展ベスト3、31年世界今日美術展日本現代美術六人の巡回展ベスト3に選出される。34年サンパウロビエンナーレ展に作家代表として出席、35年米国グッゲンハイム賞美術展、36年日本現代美術ヨーロッパ巡回展、47年ジャパン・アートフェスティバルなどに出品。54年岡田謙三、篠田桃紅と三人巡回展を開催。44〜60年大阪芸術大学教授も務めた。抽象画重鎮著書に「断簡集」「騙された時間」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「津高和一」の解説

津高和一 つたか-わいち

1911-1995 昭和-平成時代の洋画家。
明治44年11月1日生まれ。大阪中之島洋画研究所にまなぶ。昭和27-39年行動美術協会会員。具象から抽象表現に転じ,33年現代日本美術展で「イマA」「イマB」が優秀賞。43年大阪芸大教授。平成7年1月17日死去。83歳。兵庫県出身。著作に「美と生理」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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