具象(読み)ぐしょう

精選版 日本国語大辞典「具象」の解説

ぐ‐しょう ‥シャウ【具象】

〘名〙
① ものが実体を備え、固有の形体を持っていること。また、そういう形。⇔抽象
※美術の翫賞(1895)〈上田敏〉「美術家の眼は〈略〉其妙を探らむとするに当り、勢ひ象の物体よりせざる可からず」
② (━する) わかりやすい方法や形で表わすこと。また、その表わされたもの。
※美しい村(1933‐34)〈堀辰雄〉美しい村「私のさういふ長い不在を具象するやうな、この高原に於けるさまざまな思ひがけない変化」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「具象」の解説

ぐ‐しょう〔‐シヤウ〕【具象】

[名](スル)
はっきりした姿・形を備えていること。具体。「具象画」⇔抽象
わかりやすく、はっきりと示すこと。
「私のそういう長い不在を―するような、…思いがけない変化」〈堀辰雄・美しい村〉
[類語]具体抽象捨象

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

国立国会図書館

国立国会図書館法に基づいて設置された図書館。1948年の設立当初は赤坂離宮を使用したが,1961年東京都千代田区永田町に新築移転した。国立図書館であり同時に国会図書館でもあるため国会の立法行為に関する...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android